フォーラム矯正歯科QRコード矯正歯科専門・更生医療指定医療機関 フォーラム矯正歯科

茨城県取手市取手3-4-8 海方ビル3F
常磐線 取手駅東口駅前 (東口改札口より徒歩2分)
提携駐車場有り
お問い合せは 0297-72-0028
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こぼればなし

こ・ぼ・れ・ば・な・し

デジタルX線画像処理システム

患者さんが受けるエックス線量はこれまでの半分以下

デジタルX線画像処理システム現在、写真用のカメラはほとんどデジタル・カメラですが、レントゲン写真も例外ではありません。クリニックでは最新のデジタルX線システム「ビスタスキャン」を導入しています。従来のレントゲン・フィルムに代わってイメージングプレートという媒体を用いますが、この結果、患者さんが受けるエックス線量はこれまでの半分以下になります。

ネアンデルタール人も歯磨きをしていた?

何万年も前から歯磨きは大切

何万年も前から歯磨きは大切ネアンデルタール人(63,400年前)の二本の下顎大臼歯
エキサイトの「世界びっくりニュース」によれば、スペインで発掘された原始人類の一つであるネアンデルタール人(63,400年前)の二本の下顎大臼歯に、細い棒状のものでつけた溝が見つかった、とのことです。どうやら歯ブラシではなく、「爪楊枝」のようなもので日頃歯をきれいにしていたようです。写真はその2本の臼歯ですが、噛み合わせの面がまっ平で、まことに「見事な?」磨耗状態です。もちろんこれは歯磨きをしすぎてこうなったのではなく、ワイルドな野外生活で砂まじりの食べ物などを噛む事でできる「咬耗」です。
矯正学の理論の中で、「ベッグのアボリジニー理論」といわれるものがあります。ベッグ先生という人が地元オーストラリアの原住民(アボリジニー)の研究をされまして、未開人では歯が咬耗し、幅が小さくなる結果、あごに余裕ができるので、乱杭歯にはなりにくい、というものです。しかし咬耗の起らない現代人では抜歯によるスペース確保が必要である、という抜歯論の根拠の一つになっています。
さて、みなさん、ネアンデルタール人に負けないように歯磨きを頑張りましょう。

矯正の新しい方法

インプラント矯正のこと

矯正用のミニ・インプラント矯正用のミニ・インプラント
「インプラント」と言いますと、通常は一般の歯医者さんで顎の骨に植える人工的な「さし歯」の土台のことですが、矯正治療でも「インプラント」は存在します。形は全く違いますが。
これまで矯正治療では歯を動かすには、例えば前歯と奥歯の間で綱引きをさせてきました。前歯を最大限後ろに動かしたい場合でも、大なり小なり奥歯は前に動きました。抜歯して得たスペースを100%無駄なく使いたいと思っても、若干のロスは必ず存在しました。そこで骨の中に小さなネジ(直径1mm、大体4mmから8mmぐらいの長さ)を打ち込み、そこから引っぱる事でほぼ100%のスペース利用が可能になりました。これが矯正用のミニ・インプラントです。もちろんネジをつける時にはちょっとした部分麻酔も手術も必要ですが、歯を抜いたりするのにくらべればはるかに軽い手術です。移動が終わったらネジはすぐに取ってしまいます。

インプラントに使う「ネジ」写真はインプラントに使う「ネジ」。4mmと6mmのものですが、右のボールペンと比べるとその大きさがおわかりいただけるでしょうか。

そもそも矯正医とは?

「歯医者さん」は英語でデンティストですが、「矯正歯科医」は「オルソドンティスト」

オルソドンティストと呼んでくださいオルソドンティストと呼んでください
今回は「矯正歯科医」とは何か?ということについて、お話ししたいと思います。
「歯医者さんですよね?ムシ歯の治療とか抜歯とかはなさらないのですか?」とよく聞かれます。その通り、私たちは「歯科医師会」にも入っておりますし、基本的には歯医者さんですが、ムシ歯の治療もしませんし、歯も抜きません。入れ歯やさし歯を作る事もありません。ムシ歯を見つけることはしますが、その治療が「できない」のではなく、「しない」のです。それが「矯正歯科医」です。ムシ歯の治療や抜歯などはあくまでも、かかりつけの歯医者さんのお仕事ですから、そちらにお手紙で依頼します。
 歯医者さんの学校(歯科大学)に6年間通って、国家試験を通れば一人前の歯科医になります。「矯正歯科医」は、さらにその後、大学の矯正科や矯正開業医のもとで矯正学の理論と臨床についての専門的な指導を受け、研鑽を積んだ上ではじめて「矯正歯科医」として一人立ちできるようになります。私の場合は、といえば、大学を卒業後、大学の矯正科に11年おりまして、さまざまな矯正臨床を体験、また研究にも取り組んでまいりました。「歯並びの治療に特化した歯医者さん」といえばよいのでしょうか。
 私の所属する「日本臨床矯正歯科医会」では「私たちをオルソドンティストと呼んでください」というキャンペーンを張っております。「歯医者さん」は英語でデンティストですが、「矯正歯科医」は「オルソドンティスト」です。私たちは専門医としての誇りと責任の上に立った「オルソドンティスト」であることを、厳しく自らに課した上で、日々患者さんの歯並びに向きあっております。

専門医制度のこと

「日本矯正歯科学会専門医」制度がスタート

「日本矯正歯科学会専門医」「専門医」の資格をいただくことができました。
2006年の12月に「日本矯正歯科学会専門医」制度がスタートしました。これまでも「指導医」「認定医」の制度はありましたが、今回、その「認定医」の中で、ある一定の基準を満たしたドクターに「症例審査(矯正専門医なら当然遭遇しうるさまざまのケース)」および口頭試問などの審査を行ない、これを通過したものに「専門医」の資格が与えられます。症例の審査は10症例で、まことにさまざまのケースが含まれます。私も2006年の春から準備を始めたのですが、患者さんの皆さまにご連絡をさしあげ、この審査に提出するための資料を採取するためにおいでいただきました。おかげをもちまして第1回専門医認定試験に合格し、「専門医」の資格をいただくことができました。このような場で失礼ではございますが、感謝申し上げます。

明眸皓歯!?

明るい眸(ひとみ)と皓い(白い)歯

明眸皓歯唐の玄宗皇帝と楊貴妃のラブ・ロマンスがその起源
「明眸皓歯」とは明るい眸(ひとみ)と皓い(白い)歯、ということで、転じて美人の例えです。矯正歯科、美容歯科のHPにこの言葉を引用している例が数多く見られます。もともとは中国、唐の玄宗皇帝と楊貴妃のラブ・ロマンスにその起源があるようです。白楽天の「長恨歌」が有名です。私も高校生のころにこの「長恨歌」を漢文で暗誦したことがあります。皇后に先立たれて嘆き悲しんでいる玄宗皇帝に、側近が太子妃だった楊貴妃をそばにおくよう薦めるのですが、結果、皇帝は貴妃の美しさに溺れ、政治を顧みず、国は乱れ、安禄山の乱を招くに至り、貴妃は殺されてしまいます。いわば西のマリー・アントワネットと並ぶ悲劇の美女とでも申しましょうか。唐代の詩人、杜甫もまたこの悲劇を詠い、「明眸皓歯今何処にか在る」と悲しんだということです。
写真は村山直儀画伯の「楊貴妃」です。

リンガル・ブラケット今・むかし

STBブラケットシステム

STBブラケットシステムSTBブラケットの治療経過(Ormco社のパンフレットより)理想的なシステム
多くの患者さんから、矯正はしたいけど、外から見えるのはイヤ、というご希望をいただきます。
昔から矯正装置を歯の裏側につけられないか?というのは、矯正家の等しく考えるところでした。日本の藤田、アメリカではワイルドマン、クリークモア、ケリー、ペイジ、そしてカーツ、これらの先生方がほぼ同時期にリンガルブラケットを発表しています。1970年代のことです。もう40年以上昔です。
私がリンガルテクニックを臨床で使いはじめたのは、日本歯科大学大学の矯正科にいたころで1984年ごろでしょうか。ベッグ・テクニックを学んでいた関係でベッグ・ブラケットを使ってペイジのシステムを試作してみたりしていましたが、実際に臨床に用いたのは、上記カーツ先生の「第6世代」と呼ばれるブラケットでした。
STBブラケットシステムカーツの最も初期のブラケットそのカーツ先生が来日され、京都をご案内した時が昨日のように思い出されます。バスの中で突然にスケッチブックを取り出され、何かを書いていらっしゃいます。覗き込んでみると、何と新しいブラケットのデザインでした。ひらめいちゃったのでしょう。インヴェンター(発明家)とはかくなるものなのですね。そのカーツ先生も、その後カーツ・ブラケットを世に広められたゴーマン先生も既に帰天されました。
現在使っておりますのは、そのカーツの「第7世代」と呼ばれているシステムと、イタリアのスクッツォ先生、日本の竹元先生が共同開発されたSTBブラケットのシステムです。これからもさまざまな変遷を経て、理想的なシステムが作られていくのでしょう。

矯正治療中の管楽器演奏のこと

「歯科矯正中に管楽器演奏はできますか?」というご質問

歯科矯正中に管楽器演奏はできますか?歯の矯正をあきらめないで!
ピッコロさん、こんにちは。ピッコロさんの演奏される楽器が何かわからないのですが、HNからすると、フルート属の「ピッコロ」でしょうか。一般的には管楽器演奏中に前歯に負担のかかる順番は大きい順に金管、木管シングルリード、木管ダブルリード、フルートといわれています。もちろん、同じ系統の楽器でも巨大なものから小さなものまで、いろいろありますので一概には言えませんが。しかしこの中ではフルート属は最も負担が少なく、矯正治療への影響は薄い、といってよさそうです。もちろん、歯も楽器の一部ですから、歯並びがよい方がよい演奏もできるはずで、事実、某交響楽団の首席ホルン奏者の方がお弟子さんをとる時には歯並びのチェックをして、悪い場合は先に歯並びを治してからいらっしゃい、と言われたという話も聞いたことがあります。矯正治療への影響は、どんな楽器の場合もそれほど大きくはないのですが、クラリネットなどの木管シングルリード属に限っては、特に出っ歯(上顎前突)の治療中の一時期、治療して歯を動かそうとする方向と逆の方向に楽器の圧力が歯に加わりますので治療期間が延びてしまう原因となる場合があります。(それでは受け口の治療ではクラリネットはプラスに働くのか、と言われますと、何ともいえませんが。)これはクラリネット愛好家としての個人的な見解です。
というのが、私のピッコロさんへの回答でした。ここでちょっとつけ加えますと、患者さんがプロをめざす方なのか、趣味でやっておられる方なのかによってもかなり違ってきます。歯の表側の面に「ブラケット」がついている状態で、長時間の練習や演奏に耐えられるか?という問題です。ホルンなどのカップ型のマウスピースのついた金管楽器ではマウスピースのリムを唇を介して歯に押しつける事になりますので、唇の内側が痛くなるかも知れません。いずれにせよ、矯正中はこのような楽器での長時間の演奏は難しいでしょうが、装置にシリコン製のガードをつけることで、改善の可能性もあります。結論としては、楽器をやりたいからといって、歯の矯正をあきらめないで!ということです。

接着のはなし

ネバネバ系の接着材とはまったく別のもの

ネバネバ系の接着材とはまったく別のもの壊れない装置ははずすこともできない
今回は「接着」のお話をしたいと思います。20世紀のはじめにE.H.アングル先生が現代矯正歯科医学の基礎を築いてから、最も進化したものは前回の「ブラケット」ではなく、今日お話する「接着」の技術です。昔の矯正治療では全ての歯にバンドという金属の帯を巻き、それにブラケットを電気溶接したわけで、1人の患者さんの矯正装置24~28本のバンドを作るにはそれだけで3~4時間かかりました。またこの装置の場合、患者さんが笑うと金属のお歯黒のようにしか見えないわけで、アメリカではMetal Mouth Lookと呼ばれておりました。現在ではほとんどの歯は歯の表面に直接ブラケットを接着し、一部上記のバンドを作る(2~4本)としても、終わるまでかかる時間は1~2時間です。ずいぶんと時間が短縮されるようになりました。またMetal Mouth Lookもかなり改善されました。
 さてこの「接着」とはどういうものでしょう。いわゆるボンドや「のり」など、ネバネバ系の接着材を連想されやすいのですが、これらとはまったく別のものです。シアノアクリレート系の「瞬間接着材」などとも違います。ひと昔前は歯の表面を特殊処理(リン酸エッチングといいます)してブラケットと歯を機械的に接合する「レジン」系の接着材が一般的でした。クリニックで使用している「マルチボンド」という材料は新開発のレジンセメントというもので、詳しい原理はこれだけで論文1本になるほどですので省略しますが、歯の表面、金属の冠の表面、ポーセレン(瀬戸)の歯の表面、といずれの場合にもブラケットを接合することが可能です。とくに自然のままの歯の場合、エナメル質とレジンセメントの親和性が高いため、特殊処理なしでも接着力が高いようです。金属冠表面は細かいアルミ粉末を使って表面に極微細な凹凸を作り、またポーセレン表面は「シラン処理」という特殊処理を施して接着します。
 成人のかたの矯正治療では患者さんの歯が自然のままの歯ばかり、とは限りません。ブリッジや冠も混ざっているでしょう。メタルボンド(ポーセレン冠の一種)もあるでしょう。それら全てをひとつのシステムで接着できればそれが矯正治療での理想的な接着材です。
 もちろん接着力にも限界があります。矯正装置は治療が終われば今度は安全に取りはずせねばならないからです。絶対に壊れない矯正装置、接着材を開発することは現代の科学をもってすればおそらく可能でしょうが、それ自体が自己矛盾です。壊れない装置ははずすこともできない、ということだからです。オセンベイやリンゴ、アイスキャンデーなどを召し上がるとき注意しないと装置がはずれてしまいます。その程度の注意はどうしても必要です。

12立方ミリメートルの世界

「精密鋳造」という特殊な金属加工

ブラケット構造はいたってシンプルですが、非常に精密
「ブラケット」は、みなさんご存知のいわゆる「銀歯」の矯正器具のこと。もちろん「銀色」とは限らず、最近ではプラスティックやセラミックの透明に近いものもたくさん使われています。構造はいたってシンプルなものですが、非常に精密に作られています。
図の「スロット(溝)」という部分に針金(ワイヤー)を通しますが、この溝の断面は正確に0.018x0.025インチ、ミリになおすと0.45x0.64mmの長方形です。このスロットにその時その時の状況に最もあったワイヤーを通していくわけです。ワイヤーの材質にもよりますが、あるときはガタの大きなワイヤー、ある時はガタのほとんどないワイヤー、と使い分けていきます。最初からガッチリしたワイヤーを使ったら、治療も早く進むだろうと思われがちですが、とんでもない、患者さんは痛くて何もできない状況になりますし、ブラケットはたちどころに外れ、あるいはワイヤーの永久変形が起こって歯は動かなくなります。ガタの少ないガッチリしたワイヤーは治療の終わりの方の段階で使うのが普通です。
非常に精密「ウィング」とは「タイウィング」つまりゴムや針金でワイヤーをしばるための突起です。四隅についています。
「ボールフック」はゴムを引っ掛けやすくするためのものですが、ついているブラケットとついていないブラケットがあります。クリニックで使っているブラケットにはリンガルブラケットを除いて、ボールフックはついていません。
「ブラケットベース」は歯に直接接触する部分ですが、裏側にはメッシュ(網)や溝が切ってありまして、特殊な接着材で歯に接着します。この接着材についてはまた他日ご説明いたしましょう。
基本的な構造はこれだけです。これが高々幅3mm、高さ2mm、厚さ2mmの米粒2つ分サイズ、12立方mmのミクロなスケールで作られているわけです。多くの場合、「精密鋳造」という特殊な金属加工で作られています。リンガルブラケットも基本的には全く同様の構造です。

ヘッドギアのはなし

ひどい出っ歯の患者さんでも歯を抜かずに治療することが可能

ヘッドギアのはなしれっきとした矯正歯科の治療器具
「ヘッドギア」とはボクシングの練習に使うお面のことではなく、また某宗教団体が使っていた電気の流れるあやしげな装置のことでもありません。れっきとした矯正歯科の治療器具のことです。
上顎前突(出っ歯)の治療に使われるもので、クリニックで使われるのは口の中に入る弓状の器具(フェイスボウ)と頭にかぶる帽子状の器具(ヘッドキャップ)とスプリングから成り立っています。これはハイプル・ヘッドギアと呼ばれるもので、上の奥歯に後上方への力(図の赤矢印)を加えることで、下あごを逆時計まわりに回転させ(図の黒矢印)、出っ歯の骨格的な問題点を解消していこうとするもので、アメリカの故故テリー・ルート先生先生の理論に基づくものです。私は大学の医局当時この装置の理論的研究を行い、その研究報告が私の博士論文になりました。
「矯正」というといわゆるギンギラの「矯正器」を前歯にはめて、と考えられやすいのですが、小学生の出っ歯のお子さんなどには、まずこの装置から入ることが多いのです。この装置は夜おやすみになってる時間を中心になるべく長い時間はめていただく装置で、学校や塾でまでお使いいただかなくとも大丈夫です。また特別な場合を除き、小学生では前歯の装置と併用することはありません。またこのような装置を使うことで、かなりひどい出っ歯の患者さんでも歯を抜かずに治療することが可能になります。

「がんばれ!ベアーズ」

歯ならびが悪いと社会でまともに扱ってもらえないアメリカ

「がんばれ!ベアーズ」30年も前、アメリカでの矯正料金はたしか3000ドルから4000ドル
NHKのBS2で映画「がんばれ!ベアーズ」(1976年アメリカ)が放映されましたので、エアチェックしてみました。私は1980年頃に初めて渡米し、テキサスの矯正医を訪問したことがありましたが、その当時の町並みを彷佛とさせる画面に懐かしさをおぼえました。
「がんばれ!ベアーズ」アメリカの少年野球リーグの話です。主人公のコーチ、バターメーカー氏(ウォルター・マッソー)が娘のアマンダ(テイタム・オニール)に弱小チーム、ベアーズでピッチャーをやるように頼みに行くのですが、娘は現在、地図売りのバイト中。何でアルバイトしているのかをたずねると、「歯の矯正と、バレエのレッスン料を稼がなくちゃいけないから。モデルになりたいから。」とのこと。「先週なんか85ドルも稼いだわ」と。もう30年も前の映画ですが、その当時でもアメリカでの矯正料金はたしか3000ドルから4000ドルでしたから、12才ぐらいの女の子が、矯正料金を自分のアルバイトで稼ぐというのはおよそ、それだけでも大変な話です。
「がんばれ!ベアーズ」歯の矯正と、バレエのレッスンを受けて、モデルになるの!お父さんは結局、バレエのレッスン代を自分が払うという条件でアマンダにピッチャーをOKさせるのですが、アマンダが自分の目的意識をしっかり持った少女であることがわかります。またまたQOL(クオリティ・オブ・ライフ)ということですが、歯ならびが悪いと社会でまともに扱ってもらえない、というアメリカらしいエピソードです。余談ですが、子供たちのユニホームの背中に、ユニホームのスポンサーの名前が入っているのはおもしろいですね。「デニーズ」とか「チコス保釈金融資」とか。

カリエス・リスクのはなし

矯正治療をして歯ならびがきれいになっても、ムシ歯になったのでは何にもなりません。

歯ブラシ指導クリニックの歯ブラシ指導
せっかく矯正治療をして歯ならびがきれいになっても、ならんだ歯がムシ歯だらけになったのでは何にもなりません。今日はクリニックで行っている「カリエス・リスク・テスト」についてお話することにしましょう。「カリエス」とは、ここではう蝕、すなわちムシ歯のこと。ムシ歯の生成プロセス、原因を考える学問が「カリオロジー」です。クリニックではこの分野の先駆者であるスウェーデン、ルンド大学のD.ブラッタール教授の作られたシステムを使っています。このシステムは要するに、科学的な根拠の上に立って、個々の患者さんのムシ歯の危険度を分析、その情報を患者さんに正しく伝えることです。
歯ブラシ指導甘いものを食べるとムシ歯になる、なら食べなければいい、といいますが、ことはそう単純ではありません。ムシ歯はさまざまな原因、リスクファクターが重なって発生します。歯の質もその一つです。その他に、過去のムシ歯の経験、ムシ歯菌(ミュータンス菌)の数、唾液(つば)の量と質(ベタベタしていれば、ムシ歯になりやすくなります)、フッ素を使っているかどうか、飲食の回数、プラーク(歯垢)の量、唾液の緩衝能力(口の中を酸性から中性に戻すつばの働き)など、さまざまのファクターをきちんと分析することで、患者さんのムシ歯への感受性、あるいは抵抗性がわかってきます。クリニックの歯ブラシ指導はこのような基礎の上に成り立っています。

日本臨床矯正歯科医会のはなし

日本臨床矯正歯科医会は矯正歯科専門医の全国規模の団体です

日本臨床矯正歯科医会のはなし患者さんの転居による担当医の変更(転医)がスムースに行えることもメリット
日本臨床矯正歯科医会、略称「矯正医会」は1973年に発足した、矯正歯科専門医の全国規模の団体です。矯正歯科だけを専門に治療している開業医の団体としては、日本最大のものです。会員数は2003年現在で391名となっています。40年以上の歴史を持っているわけですが、当初は「日臨矯」と略称されておりました。しかし、「ニチリンキョー」では、何か怪し気な宗教団体みたいだ、ということで、「矯正医会」に改められました。会の正会員は「臨床矯正歯科を専門とする歯科医師で、臨床5年以上の経験を有し、かつ正会員3名以上の推薦を受けた者」となっています。
日本臨床矯正歯科医会私自身は1991年に正会員として入会いたしましたので、かれこれ20年以上になるわけです。会に入会し、活動することでドクターとしての研鑽ができることはもちろんですが、矯正歯科につきものの患者さんの転居による担当医の変更(転医)がスムースに行えることもメリットの一つです。私が取手で治療中の患者さんでも、お申し出があれば北海道とか、九州の先生に治療の引き継ぎをお願いすることができます。転勤などの予定がありそうで、矯正治療を思いとどまっておられる方も安心して治療が受けられる、ということです。

外科矯正のはなし

あごの手術を併用することで完全な治療が可能

手術そのものは全身麻酔下で行われますが、安全な手術です。
矯正治療だけではお治ししきれない骨格性の受け口や出っ歯などのケースでも、あごの手術を併用することで完全な治療が可能です。これがいわゆる「外科矯正」です。通常、手術の前に「術前矯正」という準備的な矯正治療(準備といっても半年で終わるケースもあれば2年かかるケースもあります)を行い、上下のあごが手術後にきちんと噛み合うように整えておきます。その上で手術ということになります。もちろん手術はクリニックで行うわけではなく、提携しているいくつかの病院の「口腔外科」というところにお願いします。
あごの手術
この後、約半年間の「術後矯正」を行って細かい部分の仕上げをして終了、という手順です。クリニックではこれまで受け口、出っ歯、開咬、顎の偏位(正面からみた顔の極端な非対称)など、さまざまなケ-スを口腔外科の先生たちとのチームアプローチでお治ししてきました。手術そのものは全身麻酔下で行われますが、安全な手術です。口の中で行う手術ですので、顔には傷などはできません。入院期間はケースバイケースですが、2週間から1か月、といったところです。下あごが三日月のように前にしゃくれている、下あごの先がストンとのどの方に行ってしまって、いわゆるオトガイがない、などあごの形が気になるかたは、このような治療法も考えてみられてはいかがでしょうか?
治療前治療後
ある外科矯正の患者さんの治療前(左)と治療後(右)です.

矯正がおわると......

"Certificate for a Happy Smile"(ハッピースマイル証明書)

ハッピースマイル証明書動かした歯はまた後戻りしやすい
歯を動かす治療(「動的治療」といいます)が終わって、矯正器具がはずれると、今度はリテーナーによる保定処置がスタートします。動かした歯はまた後戻りしやすい、これは矯正治療の宿命ともいえる問題です。そこでしばらくの間、動かないようにしっかりと固めておく必要があるのです。リテーナーについては別に説明しているページがあるので、そちらをご覧ください。
この段階でまた治療前と同じ検査を行い、矯正治療結果をきちんと記録しておきます。さて患者さんもご家族も長い動的治療の間に治療前の顔つき、歯ならびなどを忘れてしまっています。クリニックでは動的治療が終了した患者さんには、治療前と治療後の写真をプリントしてお渡しすることにしています。"Certificate for a Happy Smile"(ハッピースマイル証明書)と呼ばれるものです。患者さんから好評をいただいているものの一つです。

矯正歯科でのレントゲンのはなし

頭部X線規格写真(セファログラム)というレントゲン写真

頭部X線規格写真(セファログラム)アメリカ、ヨーロッパなど外国の先生にも通用する国際規格
矯正歯科では一般の歯医者さんに比べていろいろなレントゲン写真を撮影します。レントゲンの被爆を気にされる方もいらっしゃいますが、そう頻繁に撮影するわけでもなく、年間を通してみれば、わずかな量ですので問題はありません。妊娠していらっしゃる方は鉛入りのエプロンをしていただくなど、きちんとした対応ができますのでご安心下さい。
さて頭部X線規格写真(セファログラム)というレントゲン写真があります。矯正歯科独特のものです。この「規格」についてです。いったい何が「規格」なのかについておしゃべりしたいと思います。
別にフィルムの製品やレントゲンの強さが「規格」なのではなく、レントゲン線の出る所(管球)と被写体、すなわち患者さんの中心線、そしてフィルムの位置関係が一定の「規格」になっているのです。管球と患者さんの距離が150センチ、患者さんとフィルムの距離が15センチ、これが「規格」です。この規格化によって、たとえば10歳で撮影したセファログラムは同じ患者さんの17歳のものと重ねて比較して、その7年間の上顎や下顎の成長の量、あるいは矯正治療による変化量などを比較検討することができます。また、患者さんがご転居などで別の矯正歯科の先生にかかることになった場合、このセファログラムは先方の先生にお渡しいただければ、そのままその先生もお使いいただけることになります。これはアメリカ、ヨーロッパなど外国の先生にも通用する国際規格です。

ムックのお知らせ

日本臨床矯正歯科医会が監修した2册のムック

日本臨床矯正歯科医会が監修した2册のムック日本臨床矯正歯科医会が監修した2册のムック
皆さんにもとても参考になるビジュアルブック
日本臨床矯正歯科医会が監修した2册のムックが出ています。
「大人の矯正歯科Book」と「ジュニアの矯正歯科Book」です。(世界文化社)
これから矯正を考えておられる方、現在矯正中の方、いずれの皆さんにもとても参考になるビジュアルブックです。

増えている成人の患者さん

QOL、すなわちQuality of Life

Quality of Life「アップグレードされた自分」を求めること
最近の矯正臨床の傾向として、成人の患者さんの増加があげられます。この傾向は数年前に始まり、今も続いています。理由としては、少子化によるお子さまの患者さんの減少ももちろんありますが、それだけでは考えられない絶対数の純増が見られます。現在私のクリニックにおいでになる患者さんの半数以上が20歳以上の成人女性です。患者さんが矯正治療に求めるものは、もちろんよく噛めるようになること、そしてもう一つ「衣食足りて礼節を知る」の「礼節」の部分。他人から見て自分がどう見えているか、治して良くなる部分はないか、いわば「アップグレードされた自分」を求めることです。最近流行の言葉でいえば、QOL、すなわちQuality of Life。独身女性であれ、既婚女性であれ、余裕があれば新しい自分にチャレンジしてみたい、という気持ちの高まりが、最近の成人患者さんの増加の根底にあるような気がします。そのような患者さんの良き受け皿になれれば、と思っております。
「こんな年で矯正できるのでしょうか?」というのもよくいただくご質問です。もちろん年若い方と同じに歯が動くわけではないのですが、治そうというお気持ちがあれば十分です。あとは医師の判断と対応でカヴァーすべき問題です。

矯正治療

LinkIcon矯正治療
「歯ならび」の矯正治療についてくわしくご説明します。美しく整った歯ならびは現代生活に欠かせない要素となってきています。

矯正装置

LinkIcon矯正装置
見えない矯正治療(リンガル・テクニック)についてもご説明します。

マウスピース矯正「インビザライン」

LinkIconマウスピース矯正「インビザライン」
「インビザライン」とは、ワイヤーを使わない、取り外し式の、いわゆる「マウスピース矯正」の一つです。

非抜歯の矯正治療

LinkIcon非抜歯の矯正治療
非抜歯、ノンエキストラクションは矯正治療では理想とされる治療です。

こぼればなし

LinkIconこぼればなし
とっておきの話をコラムにしてみました。タイトルをクリックして是非ご覧ください。

お子様の矯正

LinkIconお子さまの矯正
このページはとくにお父さま、お母さまなど保護者の方に読んでいただきたいページです。

矯正治療の費用

LinkIcon矯正治療の費用
なお費用の中で治療費と呼ばれる大きな費用については、1年間に分割(無金利)が可能です。

患者さんからの声

LinkIcon患者さんからの声
患者さんからいただいたご感想を取り上げています。情報公開の問題で素敵な笑顔をお載せできないのが残念です。

院長プロフィール

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1954年茨城県生、歯学博士。日本矯正歯科学会会員、同専門医および認定医。Member of American Association of Orthodontists。

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クリニックへのお問い合わせはこちらから。メールを確認次第、こちらより、お電話をさせていただき、来院日、時間などをご相談させていただきます。

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取手市
フォーラム矯正歯科

診療科

矯正歯科

電話 [完全予約制]

0297-72-0028

住所

茨城県取手市取手3-4-8 海方ビル3F

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診療時間

月 10:00〜19:00
火 10:00〜19:00
水 10:00〜19:00
金 10:00〜19:00

土 10:00〜18:00

休診日

木、日、祝祭日

 日本矯正歯科学会専門医
 日本矯正歯科学会認定医
 日本臨床矯正歯科医会会員

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クリニックからの
お知らせ

・2017年10月札幌での日本矯正歯科学会が終了、学会「専門医」の5年に一度の更新審査がありましたが、提出した症例は無事にクリアしました。症例資料の作成にご協力をいただいた患者さんには、深く、お礼申し上げます。
初診ご相談ご希望の方はご連絡をいただきますと、資料をお手許に郵送します(無料)。本ホームページとあわせてご覧いただければ幸いです。